『慶尙道地理志』における「海衣」の記述、後半です。
では、どうぞ。
pp.70-72
pp.86-89
以上が初出とされる文献に挙がっている、「海衣」の記述全部です。
で、これらの記述は、当該地方の特産品としての「海衣」なのですが、どこにもそれを食べたとか、養殖したなんて記述はありません。この点の確認が第一点です。
次に確認すべきなのは、海産品のうち藿(わかめ)の記述はあるのですが、海藻、昆布、甘苔などの記述がない。他の文献にもある藻類で見つけられたのは、「海菜」の記述です。
pp.203-205
* 最終ページの一部が切れているが、文字の確認には支障がないので、そのまま。
なので、本当に「海衣」がアマノリを指す言葉かどうかは疑問の余地があります。
(1つの仮説として、幅の広い褐藻類全般を指す言葉であった可能性がある。)
numlk01@何とか確認終了 ver.2008.04.21
numlk01|04-21 19:46
まあ、地理志に海衣を食べた話や養殖した話が書いてあるとは、最初から考えてませんでしたけど。確認するまでもない話です。
0 件のコメント:
コメントを投稿